2010年2月4日木曜日
京都牝馬S~回顧編~
続いて,京都牝馬Sの回顧をして行きたいと思う。京都牝馬S1着○ヒカルアマランサス(15-15)2着△ベストロケーション(02-02)3着◎ザレマ(01-01)12.7-11.7-12.3-12.7-12.3-11.6-11.2-11.9=1.36.4(36.7-25.0-34.7) 勝ち馬の上がり3F 勝ち馬の上がり3F 33.6加速:0.7秒diff:-2.0秒道中の最遅ラップ:12.7秒今回のメンバーを見渡したときに,ハナに立ちたいタイプは少なく,主張すると言うか,押し出される様にショウナンラノビア,ブラボーデイジー辺りがハナに立つと思っていたのだが,何と今回ハナを主張したのは,人気所の一角ザレマ。元々,行きたい馬はいなかったので,ザレマがすんなりハナに立ち,すぐさま隊列が決まった感じ。想定では,34秒台後半から35秒台前半と言った入りになると思っていたのだが,それはあくまで良馬場での想定であり,予報で天候が悪化することが分かっていたので,馬場状態に関しても,悪くなるだろうと予想は出来ていたので,遅くとも35秒台後半辺りで流れる展開になると思っていたのだが,36.7秒は想定外の遅さ。正直,ザレマがハナに立って瞬間,スローは目に見えたし,安藤騎手が絶妙なペース配分でザレマの得意とするペースに持ち込んだと思ったので,ザレマの勝ちだと思ってのだが…。過去5年の平均ラップとしては,12.6-11.2-11.9-12.2-11.8-11.4-11.6-11.8=1.34.5(35.7-24.0-34.8)加速:0.4秒diff:-0.9秒道中の最遅ラップ:12.2秒後傾ラップとなっていた。これを基に見て行くと,道悪と言うことを差し引いても,前半の入りがかなり遅い入りとなっている。さらに,中盤に関してもペースが上がらずと言った感じ。平均のラップでは,最遅ラップが12.2秒と,マイルとしてはやや緩んではいるものの,淡々と言ったペースに近いのだが,今回の最遅ラップは12.7秒となっており,中盤に関しても緩んでいることが分かる。前半が遅くて,中盤も遅いとなると,前の馬はかなり脚を溜めることが出来ているので,前の馬にとってはかなり有利な展開に持ち込めていたと思う。現に,勝ち馬以外,上位に来た馬の殆どは,前にいた馬だし。これで軸馬の成績は[0・1・3・5]となった。何とか3着確保と言った感じ。正直,スタート直後から直線を向くまでは勝ったと勝手に思っていたのだが,ラスト1Fに関してはヒヤヒヤものであった。取り敢えず,安かったが獲ることが出来て一安心と言った所。1着 ヒカルアマランサススタート自体は悪くなかったのだが,下げて後方待機策。レースの主導権を安藤騎手が握っていたので,スローになるのは目に見えていた訳だし,道悪だったので,ある程度前でと言った考えに普通はなるはずなのだが…。セオリーを完全に無視した大胆な騎乗であった。正直な感想を言うと,滅茶苦茶な騎乗だなと思ったw確かに,今回は52kgと言う軽い斤量での出走ではあったので,出来た芸当なのかなと思ったりもするが,前残りのラップを後方から大外一気で差し切ったパフォーマンスは,インパクトが大きかった。他の馬と同じ斤量を背負ったときにどうかと言った問題は付き纏うが,切れに関してはかなり高いレベルにあるのではないかと思う。牝馬限定戦で,マイル限定なら,かなり面白い存在になり得る存在ではないかと思えた。2着 ベストロケーション千二が主戦場である馬であったので,不安はあったが,今回は展開も味方して,距離も誤魔化せたのかなと思う。距離さえ誤魔化せれば,体調は良かった様なので,この位走ってもおかしくないなかと思う。今まで経験がなかっただけで,クロフネ産駒なので,マイルまでなら,十分対応出来るのではないかと思う。3着 ザレマ今回は,安藤騎手の好騎乗であったと思う。道悪で,さらに56kgと重たい斤量を背負わされていたので,多少前目で競馬はするだろうとは思っていたが,自ら主導権を握りに行くのは,完全に想定外であった。今回,行く馬がこれと言っていなかったので,主張してしまえば,すんなりハナに立てるだろうし,人気の一角がハナに立てば,すぐ隊列は決まるから,これは好判断であったと思う。ホント,流石の一言。本来なら,そのまま押し切っても良かったのだろうが, 56kgとやや太目だったことが響いたのかなと言った印象。それ以外にも,切れに関しても不足することを露呈する形になったのかなと思う。VMでは,重たい印は打てないが,次走中山牝馬Sなら,重たい印を打てるのではないかと思う。4着 ワンカラット昨年秋のローズS,秋華賞の敗因は,距離によるものだと思っていたのだが,距離短縮して臨んだ前走の阪神Cで惨敗…。確かに,初の古馬との対戦であり,極端な前傾ラップであったので,前の馬には不利な流れであった。しかしながら,中団に位置していたこの馬にとっては,展開としては,向いた流れだと思ったのだが,そてであの着順であったので,力が足りないと言った評価から,今回抑えなかったのだが,相手が歴戦の古馬なら,経験値の差が出たと言った評価が妥当だったのかも知れない。牝馬限定戦で,マイルなら改めて走るなと思った。また,今回は,スローな流れを読んで,前目に付けていた藤岡騎手の好判断も光った。6着 レジネッタ今回は,道悪で時計が掛かったのが良かったのかなと言った印象。この馬としては,例年と同等の平坦に近いラップ構成であれば,尚良かったのかなと思う。現状では,瞬発力ラップでは分が悪い印象がある。次走,中山牝馬辺りで使われたら,あのコースだと,瞬発力ラップにはなりにくいし,時計も掛かるコースなので,復活が有り得るのかなと思ったりもする。10着 レインダンスここまで馬場が悪化したら用なし…。良馬場でこそと言った馬だし。取り敢えず,次走,良馬場の京都でのレース以外は軽視でいいかなと思う。